世界中のWEBサイトのキャッシュを保存し、そのサイトが保存された時点の状態まで閲覧する事が出来る、
Internet Archive(インターネットアーカイブ)が運営するアーカイブ閲覧サービス、Wayback Machine(ウェイバックマシン)。
私が運営している別サイトの情報をぬけぬけとパクって来る「パクリサイト」があった為、パクリサイトが「今現在サイトから既に消している情報」がどうしても見たくてこのサービスに行き着いたんですが、
ふと思い立って自分の運営サイトのURLを入力して見た所、サイトを開設した2015年当初からのキャッシュが見事に残されていました!
現在はサイトから削除している、まだサイト運営に慣れていない頃の拙い記事も閲覧出来てしまい、コレは嫌過ぎる!!
という事で、Internet archive(Wayback Machine)に連絡して自分のサイト情報を削除して貰ったので、
「Internet archive(Wayback Machine)から自サイトの情報を削除する方法」について記しておきたいと思います!
目次
Internet archive(Wayback Machine)から自サイトを削除する方法
Internet archive(Wayback Machine)から自サイトを削除する方法を調べてみた所、
●Internet archiveに直接メールを送って削除依頼をする
という方法がある事がわかりましたが、
1の方法はサイト(ワードプレスの仕組み・php等)の事がよくわかっていない私には難しかったので、2の方法を選択する事にしました。
Internet archiveへの削除依頼メールの送り先
Wayback Machineのインフォメーションページには、
と記載があるのですが、私は同じ内容のメールを
◆wayback@archive.org
の2つのアドレスに同時に送りました。
するとメールを送った翌日に返信が届きました。
(が、返信元のアドレスが「processor@archive.org」という、私がメールした2つのアドレスのどちらとも違うアドレスだった為、結局2つ送ったアドレスのどちらで受け付けて貰えたのかは不明でした…。)
Internet archiveへの削除依頼メール(英語)の書き方
私は、Internet archiveから削除して欲しいサイトドメインのメールから、Google翻訳に頼った「本当に通じるのか」怪しい英語メールを作って送ってみました…。
私が送った英語メールは以下の通り。
My website(サイトのURLを記載)
Please delete it from https://archive.org/
Thank you.
元々の日本語はもう覚えていないのですがこんな感じ↓
私のWEBサイト(URLも記載)をhttps://archive.org/から削除してください。
よろしくお願いします。
日本語から英語に翻訳した後、生成された英語をもう一回日本語に再翻訳してみて、そうおかしい所は無かったのでこれでGO!しました。
Internet archiveから自サイトを削除する為にした事
「(本当に通じるのか)不安だけどメールも送ったし、これで一安心♪」と思ったのも束の間、
翌日私のメールボックスには1通の英語のメールが…。
これまたGoogle翻訳に頼ってみた所、
(注:これらのオプションのいくつかは、以前のWayback Machineのキャプチャーに含まれているコンテンツ、またはその期間に関連している可能性がある資料を参照することができます。)
*現在のバージョンのサイトにあなたのリクエストを投稿してください(そして私たちにリンクを送ってください)。
*サイトにリストされているメインのEメール連絡先からあなたの要求を送って、それがどこにあるのかを見せてください(もしあれば)。
*登録者のEメール(リンクを張ることができるWHOISルックアップで一般公開されている場合)またはサイトにリストされているウェブマスターのEメールからのリクエストを送信します。
*サイトの所有者または除外したいコンテンツの作成者としてあなたを特定するような方法で、あなたの個人情報(名前、連絡先、自己のイメージ)がサイトのどこに表示されているかを示します。
有効な写真付き身分証明書をスキャンして、身元を確認するよう依頼してください(生年月日、住所、電話番号などの機密情報は編集可能です)。
*ドメインの所有者としてあなたに宛てたホスティング会社またはレジストラからの連絡。
(注:誰かの名前/別名/ハンドル/ユーザー名、またはサイト/ページ/アカウント間のハイパーリンク/リダイレクトの単純な言及だけでは、アーカイブを除外するのに十分ではありません。)
これらのオプションがどれもあなたに利用可能でないならば、この電子メールへの返信で私たちに知らせてください。
よ… よくわかんない!!
でも「貴方がサイトの所有者である事を証明してね」と言ってきているのだと理解しました。
(ドメインメールだけじゃダメだったー!!)
なので、よくわからない(そもそも英語が)ながらも、5つ提示されている条件の内、1番上の「現在のバージョンのサイトにあなたのリクエストを投稿してください(そして私たちにリンクを送ってください)。」という方法をとる事にしました!
自分がサイトの所有者である事の証明
私は、Internet archive(Wayback Machine)から「キャッシュを削除して貰いたい自サイト」をワードプレスで作成していた為、
まず、デフォルトの設定ではTOPページに表示されない「固定ページ」で新規ページを作成し、
そこに「自分はこのサイトの所有者である」事を明記しました。
(※検索エンジンにページをインデックスされないように「noindex」を設定)
実際に記載した文↓
Please delete my site from Internet Archive.
日本語だとこんな感じ↓
Internet Archiveから私のサイトを削除してください。
再度メール連絡をする
自分がサイトの所有者である事の証明を記載した後は、そのページのURLを記載してメールを返信しました。
返信したメール↓
(固定ページのURLを記載)
Can I prove that I am the site owner on this page?
Please delete my site(サイトのURLを記載)from Internet Archive.
Thank you
日本語だとこんな感じ↓
(固定ページのURL)
このページでサイトの所有者である事が証明できますか?
Internet Archiveから私のサイト●●を削除してください。
よろしくお願いします。
すると、30分後に再度返信メールが届きました。
どうやらなんとか依頼は受け付けて貰えたようで、Internet Archiveからサイトのキャッシュを削除してくれる模様。
ただし変更が有効になるのに「最大1日かかる」との事。
このメールが届いたのがお昼の12:00頃。
そしてInternet Archive(Wayback Machine)から自サイトのキャッシュが消えているのを確認したのが03:11とメモしています。
(日付までメモって無いのが痛恨のミス(3時か15時なのかもイマイチハッキリしない)ですが、恐らくメールが届いた15時間後の深夜の3時だと思います。)
という訳で、なんとかInternet Archive(Wayback Machine)から自サイトのキャッシュを消して貰う事に成功しました!
今回は「まだサイトが残っていて」「ドメインメール」も持っていたので上手く行ったと思いますが、
これが「サイトは削除済」「ドメインも手放してしまってドメインメールも使えない」サイトのキャッシュを消して欲しい場合だと、今回の証明方法は使えないので、もっと「自分がサイトの所有者である」事の証明が難しくなります…。
自分の疑問は誰かの疑問。
今回の私の経験が参考になれば幸いです。
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